古本屋 ブックオフにない 味がある

 福山美術館の平山郁夫展に行き、晩年の世界遺産のスケッチを中心とした作品を見た。大作が少なく少々物足りない感じがしたが、彼の真面目な創作態度を感じさせてくれ、気持ちはよかった。

 二階の常設展では、地元の建築家の武田伍一による福山公会堂の模型が展示されていた。この公会堂は昭和40年にとりこわされたが、小学校4年のとき、演劇で上演したのを思い出し懐かしかった。

 その後、久しぶりに福山の老舗古書店である児島書店を訪れ、本の値打ちを店主がしっかり評価し、地味な本を大事に扱う並べ方に感じるものがあり、数冊気に入った本を購入した。