小林製薬もビッグモーターもこれでもかと言うほどテレビCMを流していたが、同時に多大な企業献金を自民党に投じていた。
企業、自民党、マスコミ一体化して、国民を食い物にしている構造である。
阿部正弘にまつわる見延典子の「敗れざる幕末」を読んだ。福山藩の関藤籐陰の活躍を書いた本であるが、藩主の阿部正弘の側要員の役目をした人で、阿部正弘の業績が書かれている。
開国に及んで、外様大名から庶民に至るまで意見書を出させた。勝海舟の意見など見所あるものは取り立てた。
27歳で老中首座につき、38歳で亡くなっている。幕府の主流派は何もしようとしない中、水戸藩や薩摩藩など尖った勢力を取り込み実効性のある政策を探った。財政立て直しのために北海道から、樺太、国後択捉まで福山藩を始め、数藩の調査隊を派遣するなどし、関藤籐陰も2年に渡って調査をしている。
井伊直弼が力で状況を押し切ろうとしたのと対照的である。
「咲いて 散って また咲く」が去年お寺の掲示板に掲げられていた。今年もまた桜の美しい季節となり、ジョギングのコースにこのお寺の前を走った。「そのうちより 今のうち」と今年は掲げられていた。
日本経済最盛期のころと比べて、金の値段が10倍になっているという。
これは、円の値打ちが10分の1になっているということも出来る。
まだまだ、金の値段は上がりそうであり、恐ろしい話である。