憲法9条 何としても 守りたい

 コロナ禍にかこつけて、憲法の改正を訴える人がいるようである。

 日本は憲法9条を理由に世界の紛争に関わることを避けてきた。戦争のための出費も抑えることが出来た。このような状態を無責任で中国に占領されたらどうするのかというような意見もある。

 今の日本に必要なのは戦争に備える準備なのだろうか。日本人のほとんどがいつでも便利のよいところにすむ準備は出来ており、しがみついて離れることの出来ない土地があるわけでは無い。少子化で自分の墓をつくり守ってくれる子を当てに出来る人は少ない。テレビを見れば文化とはほど遠いものが放送されている。この状態では戦争ではなくて経済的力で実質的に中国の支配下にくみすることがあっても、ウイグルチベットの人のように戦うべき根拠を失っている気がする。

 国とは何か、文化とは何かを真剣に考え、戦争をしないことを明記した憲法の下で、国際平和に貢献すべきと考える。