美濃部事件 学者とマスコミの使命問う 

 中国新聞の連載記事に美濃部事件についてのあらましが載っていた。 

 昭和10年、美濃部事件が起こり、時代ははっきりこの事件から変わった。マスコミと野党はこの出来事の重要性を理解できず、美濃部氏を追い込むことで人気取りに走った。また、学者は正論を述べ氏を擁護しようとする人は少なかった。

 時代の流れを読み取ることなしに時代の流れに乗ることで、マスコミも野党も自分の首を絞めることになったわけである。

 学者とマスコミにはその使命を、まず第一に考えて欲しい。