戦後には 教養へのあこがれ みられていた

 妻のお母さんが93歳で一人暮らしを続けている。妻は一ヶ月に一度くらいの割合で訪れるようにしており、私も出来るだけ一緒について行っている。本棚に「現代人の教養全12巻」があるのに気がついた。昭和43年初版で昭和46年13刷というベストセラー並みの発行をされたもののようである。そのうちの一冊「数学の展開」を読んでみることにしようと借りて帰った。遠山啓監修のしっかりした本である。

 日本国民がみんな教養を持つことに憧れた時代で、本気でみんな難しい本を持ちたがった時代の本を読んでみることにしようと思う。