加藤典洋 敗戦後論 を読んでいる

 岡山駅の駅ビルに三省堂書店に替わって丸善が入ってきた。駅に本屋が無くなって寂しく思っていたので有り難い。

 早速物色していると加藤典洋敗戦後論が目についた。

 日本は国際社会の中で、先の戦争で負けたということを無かったことにしている。今の国際社会は米国主導であり、これを肯定することはこの国際社会に異を唱えた我が国の戦争を否定することであるという矛盾を乗り越える必要がある。

 ところが日本の誰もがそのことをすっかりスルーしている。低脳としか言えない。という内容から始まるので面白く読んでいる。

 独自の太宰論も面白い。